研究課題/領域番号 |
18K05981
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
山田 一孝 麻布大学, 獣医学部, 教授 (80292093)
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研究分担者 |
斑目 広郎 麻布大学, 大学病院, 教授 (20173768)
金井 詠一 麻布大学, 獣医学部, 助教 (20632219)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | Ai / 死亡時画像診断 / ウシ / イヌ / ネコ / 骨折 / 法獣医学 / 展示動物 / ウマ / Autopsy imaging / CT / MRI / 病理解剖 |
研究成果の概要 |
獣医療の臨床経過の中で死亡した症例,経済的価値の高い展示動物および警察からの死因鑑定依頼症例に対しAutopsy imaging (Ai)を実施した.その結果,病理解剖前にAi診断を実施することでスムーズな病理解剖の実施が可能であった.また,死因の確定診断には病理組織診断が必須であり,Aiは病理診断と相互に補完する役割であった.また,Aiは,特に骨折の診断に優位であった.骨折診断の有用性から,不審死症例の骨折を支持する画像所見を拾い上げることで,これまで見逃されてきた動物虐待を摘発できる可能性があると考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
獣医師にとってAiは病理解剖よりもハードルは低い.自然には起こり得ない骨折を支持するAi所見を抑えておけば,病理解剖ができなくても虐待を裏付ける証拠を残すことができる.動物虐待を警察にフィードバックすることで,その先に発展する可能性のある犯罪(例えば,児童虐待)を未然に防ぐことができるかもしれない.動物のAiを通じて健全な社会に側面から貢献する役割を担いたい.
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