研究課題/領域番号 |
18K05982
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
村上 賢 麻布大学, 獣医学部, 教授 (80271360)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | イヌ / アディポカイン / アクチビンB / 脂肪細胞 / 破骨細胞分化 |
研究成果の概要 |
アクチビンβB鎖のホモ二量体であるアクチビンBはアディポカインとして機能する可能性が指摘されている。本研究では、イヌアクチビンβB鎖遺伝子の単離、アクチビンB形成、細胞内情報伝達、イヌ脂肪組織での発現に影響を及ぼす因子の同定、破骨細胞形成に及ぼす影響を検討した。類縁動物で推定されているアクチビンβB鎖の塩基配列を基に単離されたイヌアクチビンβB鎖遺伝子はアクチビンBを産生、分泌した。受容体としてALK7を利用し、TGF-β/アクチビン経路だけでなく、BMP経路も活性化すること、イヌ脂肪組織において、脂肪代謝に関わる遺伝子発現と関係したが、破骨細胞形成に影響を与えなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アディポカインは、健康を維持する上で重要な役割を担っている。アディポカインの一つと認識されつつあるアクチビンB(TGF-βスーパーファミリーの一員)の細胞内情報伝達、イヌ脂肪組織におけるアクチビンB発現に影響を及ぼす要因、生物学的機能を検討した。イヌアクチビンBはTGF-βスーパーファミリー全般の細胞内情報伝達系を活性化すること、脂肪組織での発現は脂肪代謝関連遺伝子と関係すること、破骨細胞形成には関与しないことが判明した。本研究は、イヌの健康維持に関する基盤情報を提供する。
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