研究課題/領域番号 |
18K05994
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
佐藤 晃一 山口大学, 共同獣医学部, 教授 (90205914)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | がん / SET / 筋線維芽細胞 / CAFs / がんニッチ / 微小環境 / がん微小環境 / 癌ニッチ / ホスファターゼ |
研究成果の概要 |
本研究は,筋線維芽細胞のSET発現上昇が癌ニッチに果たす役割を解明することで,がん関連筋線維芽細胞(CAFs)を標的とした抗がん戦略への基盤となることを目的として実施した。 CAFs様細胞株LmcMFを用い,SETが筋線維芽細胞の表現型やがん組織の成長に与える影響を検討した結果、CAFs活性化因子TGF-βによるSmad3リン酸化はSET KDによって促進されること、OPG mRNAの発現はSmad3阻害によって抑制されること、TGF-β刺激によるSmadプロモーター活性はSET KDによって促進されることを明らかとした。以上より、癌ニッチにおけるSETの役割の一部が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がんは人と伴侶動物のどちらにおいても死因の1位となっており、より有効な新規治療法の開発が望まれている。筋線維芽細胞はがん細胞により教育され,癌ニッチにおいて重要な役割を果たすことから創薬標的として注目されている。そのため,正常組織の筋線維芽細胞とがん組織の筋線維芽細胞(CAFs)の違いを明らかにすることが,新規抗がん戦略の創出に不可欠である。
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