研究課題/領域番号 |
18K05997
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
中馬 猛久 鹿児島大学, 農水産獣医学域獣医学系, 教授 (90201631)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | サルモネラ / 抗菌剤耐性 / ブロイラー |
研究成果の概要 |
本課題では、鹿児島県内のブロイラーの盲腸内容物からサルモネラを分離し血清型と薬剤耐性を調べ、その伝播様式の解明を試みた。2018から2021年における個体からの菌分離率は、各年それぞれ12.5、13.4、21.6、23.6%、鶏群分離率はそれぞれ72.9%、72.9%、89.6%、93.8%と増加傾向を示した。薬剤感受性試験の結果、ABPC、CTX、CFX耐性が2018年に認められなくなった。一方、2018から2020年にかけてS. Schwarzengrundの分離率が上昇するとともにKM耐性が増加し、血清型と耐性獲得との関連性が強く示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食中毒の原因菌であり近年では薬剤耐性菌の出現も問題視されているサルモネラのブロイラー農場レベルにおける汚染状況が明らかとなった。サルモネラの抗菌剤感受性が近年大きく変化している傾向が認められ、今後の薬剤使用のための有力な情報となった。サルモネラの抗菌剤耐性獲得のメカニズムとして血清型との関わりが示され、抗菌剤耐性菌の蔓延防止につながる可能性がある。
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