研究課題/領域番号 |
18K06000
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
小森 雅之 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (40183347)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | プラスマローゲン / Tmem86a / リゾプラスマロゲナーゼ / オリゴデンドロサイト前駆細胞 / オリゴデンドロサイト / 膜タンパク質 |
研究成果の概要 |
オリゴデンドロサイト前駆細胞を用いる実験が成功しなかったため、FLAGタグ付加ヒトTmem86aの異種発現系を用いてTmem86aの機能解析を行うことにした。FLAGタグ付加ヒトTmem86aの単独での異種発現には成功しなかったが、N末端側がTmem86bでC末端側がTmem86aとなるように融合させた4種のキメラタンパク質(Ch1-4)をメタノール資化酵母で発現させることができた。特に、Ch4はほぼ全長のTmem86aを含んでいる。また、ラット脳においてTMEM86a mRNAの発現が他組織より強く、Tmem86aが脳において重要な役割を果たしている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
FLAGタグ付加ヒトTmem86bを異種過剰発現する酵母ミクロソームから可溶化・精製した標品を用いてリポソーム再構成系でのリゾプラスマロゲナーゼ活性を測定したが検出できず、Tmem86bがリゾプラスマロゲナーゼを持たないというごく最近の報告(文献3)を支持する結果が得られた。一方、FLAGタグ付加ヒトTmem86bとTmem86aのキメラタンパク質のうち、ほぼ全長のTmem86aを含むCh4についてメタノール資化酵母を用いる異種発現系の確立に成功したことは、Tmem86aの生化学的な機能解析などを行う上で学術的に有用である。
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