研究課題/領域番号 |
18K06009
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
|
研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
西野 佳以 京都産業大学, 生命科学部, 准教授 (00271544)
|
研究分担者 |
舟場 正幸 京都大学, 農学研究科, 准教授 (40238655)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | ウイルス / ボルナウイルス / 神経疾患 / 副腎皮質ホルモン / TGF-β / ボルナ病ウイルス / ストレス / コルチコステロン / 環境要因 / 病態 / メカニズム |
研究成果の概要 |
ウイルス感染の発病メカニズムにはウイルス要因、宿主要因、および環境要因が考えられる。本研究では、環境要因がストレスとなり体内のストレスホルモン(副腎皮質ホルモン、コルチコステロン)量が増加すると発病を悪化させる可能性について動物モデルと培養細胞系により検討した。その結果、ボルナ病ウイルスに感染したマウスにおいて、コルチコステロンの投与は病態を悪化させた。また、同ホルモンは初代培養神経細胞におけるウイルス感染率を上昇させた。以上の結果から、コルチコステロンはボルナ病ウイルス感染における発病のリスク因子となることが示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ストレス負荷により分泌されるストレスホルモン(副腎皮質ホルモン、コルチコステロン)量の増加がボルナ病ウイルス感染における発病のリスク因子となることを示した。ボルナ病ウイルスは持続感染ウイルスであることから、感染前後のストレスを軽減することが発病を防ぐ一つの方法であることが示唆される。また、ストレスホルモンが軽減するような処置はウイルス感染症における新たな治療・予防法の可能性がある。
|