研究課題/領域番号 |
18K06010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
松浦 裕一 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 動物衛生研究部門, 上級研究員 (60398089)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | プリオン / 牛海綿状脳症 / 感染性 / 遺伝子改変マウス / 感染 |
研究成果の概要 |
性状の異なる3種類の牛海綿状脳症プリオンを用いて、プリオンの生物学的性状に関わる領域を明らかにすることを目的とし、アミノ末端側非構造領域を欠損させた蛋白質を発現する遺伝子改変マウスが一部のプリオンに感染しないが、他方のプリオンに感染することを明らかにした。しかし、当該領域がプリオンによる立体構造変換や生物学的性状保持に影響しないことが示され、プリオンの性状決定にはその生成過程も関わると推察される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、異常化したプリオン蛋白質の立体構造がプリオン性状の決定に関わると考えられている。しかし、本研究で示したプリオン生成過程によるプリオン性状の差異・保持への関与はプリオン病の学術的に新たな視点を提供する。また、未だに有効な治療法のないヒトのプリオン病の治療薬開発にも新たな視点を提供することが期待される。
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