研究課題/領域番号 |
18K06023
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42040:実験動物学関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
関 信輔 秋田大学, バイオサイエンス教育・研究サポートセンター, 准教授 (60749167)
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研究分担者 |
西島 和俊 秋田大学, バイオサイエンス教育・研究サポートセンター, 准教授 (70435874)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | インユーテロ移植 / 幹細胞移植 / インユーテロ法 / インユーテロ / 臓器作出 |
研究成果の概要 |
子宮内胎仔への細胞移植方法の報告はほとんどないにも関わらず、マウスにおいて細胞移植が可能であることを示した。また、ゲノム編集技術を用いることで、F0世代でも血液欠損・臓器欠損動物を安定的に作出する方法を示した。そして、マウスにおいて、異なる系統由来の赤血球、白血球やリンパ球を含む血液を補完することに成功した。血液を補完するためにノックアウトする遺伝子を選択できている。膵臓に関しても一部ではあるものの異系統由来の膵島の確認に成功している。マウス、ラット、ウサギのうち血液あるいは臓器の補完目的に応じた動物を選択し、実際にヒト血液あるいは臓器を産生することが可能かどうか実施できる段階にある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再生医療における究極の目標は移植可能なヒト臓器を産生することである。遺伝的に臓器を欠損する動物にES細胞あるいはiPS細胞をインジェクションする「胚盤胞補完法」によって異種動物体内に臓器が産生されている。しかしながら、ヒト多能性幹細胞をインジェクションした胚を発生させて良いのかという倫理的な問題と、ヒトiPS細胞にはキメラ形成能がないのではないかという課題がある。それらの解決を待たずして、今すぐ、ヒト血液や臓器を産生するための方法を見出しており、学術的意義や社会的意義のある研究と考えられる。
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