研究課題/領域番号 |
18K06039
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42040:実験動物学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
中武 悠樹 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (20415251)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | プロモーター / 遺伝子発現 / 網羅的解析 / 恒常発現 / 転写制御 / 恒常的プロモータ / 発現ベクター / 恒常的プロモーター / CAGプロモーター / 合成生物学 |
研究成果の概要 |
生物の持つ分子メカニズムを解析するため、分子生物学の分野では、特定の遺伝子を誘導する実験が一般的である。遺伝子誘導には、プロモーターと呼ばれる配列を、目的遺伝子の上流に配置するが、体系的に有用な配列を探索する試みはされておらず、改善余地が大きいと考えられる。本研究では、最先端のオミックスデータをもとに、今まであまり着目されていなかった遺伝子の転写活性を検証した。 本研究成果により同定されたプロモーター配列は、十分な活性を有していたが、古典的に使用されていたCAGプロモーターを超えなかった。これらのことから、配列そのものではなく、プロモーターの構造が重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
古典的に使用されている分子生物学的ツールは、特段に不都合が無ければ、あまり着目されることもなく、盲目的に使用される傾向にある。ただ、実験目的によっては、既存のツールがうまく機能せず、得たい実験結果が得られない等のトラブルが生じる。本研究は、そのような申請者の実経験から着想され、最新の知見を駆使することで、古い固定概念を覆そうとした。今後、本知見を踏まえ、さらに良いツールの開発がされれば、今までできなかった実験評価が実施できるなど、生物学の分子メカニズムの解明への貢献が期待される。
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