研究課題/領域番号 |
18K06042
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42040:実験動物学関連
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研究機関 | ヤマザキ動物看護大学 |
研究代表者 |
梅村 隆志 ヤマザキ動物看護大学, 動物看護学部, 教授 (50185071)
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研究分担者 |
高須 伸二 国立医薬品食品衛生研究所, 病理部, 主任研究官 (00597891)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 持続性肝再生 / Notchシグナル / Nrf2 / 肝再生結節 / Notch / 増殖シグナル / Notch4 / 肝再生 |
研究成果の概要 |
本研究目的は、部分肝切除モデルを用いた研究からON/OFF制御を起終点とした急性増殖シグナルにおけるNrf2によるNotchシグナル制御に着目し、結節性肝再生モデルを用いて、持続性肝再生シグナルにおけるON/OFF制御の実態とそこに関わるNrf2によるNotchシグナル制御機構を明らかにすることである。その結果、結節性肝再生モデルおよび部分肝切除モデルを用いた検討から、Notch4を介したNotchシグナルの活性化は持続性肝再生シグナルが破綻する過程に関与し、その活性化にNrf2が関わる可能性が示唆された。また、急性肝再生と持続性肝再生におけるNrf2の作用点は異なる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性肝炎や続発する肝腫瘍で生じている持続的な肝再生刺激の分子メカニズムの理解は臨床的には大変重要である。慢性的な肝障害下で生じる持続性増殖刺激においてはON/OFF制御の状態自体も不明であり、急性刺激で明らかとなりつつあるNrf2によるNotchシグナルへの制御機構の存在も未だ明らかとなっていない。本研究により、慢性肝障害により誘発される持続性肝再生シグナルにおけるON/OFF制御の実態と、それに関与するNrf2によるNotchシグナル制御機構の一部を解明したことは、慢性疾患から発症する腫瘍予防戦略に大きな道筋がついた。
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