研究課題
基盤研究(C)
本研究は難病で、若年発症成人型糖尿病Maturity-onset diabetes mellitus of the young type5; MODY5)モデルマウスを胚盤胞補完法の利用により作製することを目的とした。そこで、今回はHNF-1β遺伝子に対するshRNAを発現するES細胞(shRNA-ES細胞)を、膵臓および腎臓欠損マウスの胚盤胞期卵へ注入しキメラを作製した。その結果。作製されたキメラマウスは糖尿病を示した。これらの結果から、疾患ES/iPS細胞(ドナー細胞)を用いた胚盤胞補完法は、膵臓ではドナー細胞の特性を反映することが示された。
疾患ES/iPS細胞(ドナー細胞)を用いた胚盤胞補完法は、膵臓ではドナー細胞の特性を反映することが示された。この結果は、ヒトの疾患iPS細胞を用いた場合でも、マウスで個人の膵臓疾患の特性を再現できるものと期待される。今回、腎臓ではキメラが作製できなかったが、キメラ作製効率の向上により様々な臓器でのヒト化マウスを可能にすると思われる。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 1件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (4件) 備考 (2件)
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