研究課題/領域番号 |
18K06056
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43010:分子生物学関連
|
研究機関 | 東北大学 (2020-2021) 東京大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
堀籠 智洋 東北大学, 農学研究科, 助教 (10771206)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 酵母 / リボソームRNA遺伝子 / 核膜 / クロマチン動態 / 老化 / 若返り / rDNA / マイクロ流体チップ |
研究成果の概要 |
これまでに我々は、出芽酵母においてリボソームRNA遺伝子(rDNA)に生じたDNA二本鎖切断が、核膜孔複合体まで移動して結合することを明らかにしている。本研究では、核膜孔とrDNAの結合を失う酵母株においてrDNAが不安定化することを明らかにした。また核膜孔とrDNAの結合には、DNA損傷チェックポイントタンパク質や、rDNAと核膜を橋渡しする機能を持つCohibinなどが必要であることを見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で注目している核膜孔とリボソームRNA遺伝子は、ヒトを含む全ての真核生物に保存されている細胞核構造および遺伝子である。酵母ではリボソームRNA遺伝子の安定性が細胞寿命をコントロールしていることが示唆されているが、ヒトの早期老化症の解析では核膜そしてゲノムの安定性がヒトの老化抑制に重要であることが示唆されている。 本研究により明らかになった損傷を受けたリボソームRNA遺伝子が核膜孔に結合して安定化される機構は、酵母とヒトの老化の共通性を明らかにし、真核生物の寿命を支配する機構の包括理解につながる研究に発展すると期待される。
|