研究課題/領域番号 |
18K06057
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43010:分子生物学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
寺島 農 金沢大学, がん進展制御研究所, 助教 (80507434)
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研究分担者 |
鈴木 健之 金沢大学, がん進展制御研究所, 教授 (30262075)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 上皮間葉転換 / EMT / 長鎖非コードRNA / lncRNA / ポリコーム抑制複合体 / PRC2 / 上皮間葉転換(EMT) / 長鎖非コードRNA (lncRNA) / エピジェネティック調節因子 / 遺伝子発現制御 |
研究成果の概要 |
研究代表者らはこれまでに、がん悪性化機構の1つとして考えられている上皮間葉転換(EMT)に着目し、エピジェネティクス制御因子であるポリコーム抑制複合体(PRC2)が、上皮系遺伝子の発現を抑制することで、EMTを誘導すること、さらに、長鎖非コードRNA(lncRNA)の1つであるMEG3が、PRC2が標的遺伝子座へ近づく際のガイドとして機能することを示した。本研究では、ゲノム上でMEG3と隣接するlncRNAであるRIAN(MEG8)が、MEG3とは異なる機構でEMTに関わることを示唆する結果を得た。本研究成果は、lncRNAが関わるがん悪性化機構の理解につながることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、EMTの制御に関与するlncRNAの探索・同定とその機能解析から、EMTのエピジェネティック調節を司る新しい機能性分子としてのlncRNAの役割を明らかにする。これは、腫瘍の悪性進展を導くlncRNAの機能を解明するものであり、この成果を基盤として、lncRNAの新しいがん治療標的としての可能性を開拓できる。
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