研究課題/領域番号 |
18K06076
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43020:構造生物化学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
米沢 直人 千葉大学, 大学院理学研究院, 准教授 (80212314)
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研究分担者 |
柳田 光昭 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80365569)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 糖タンパク質 / 受精 / 透明帯 / Sf9細胞 / タンパク質複合体 / バキュロウイルス |
研究成果の概要 |
ウシ卵外被は3種類の糖タンパク質ZP2, ZP3, ZP4から成るスポンジ状物体である。受精の際に精子は卵外被に一時的に接着するが、どのタンパク質のどの部分に接着するかは十分に解明されていない。従来用いられてきた競合阻害法では各糖タンパク質単独の精子接着能を検出することができない。本研究では、新規に開発した検出法によりZP4が単独で精子接着能を示すことを見出した。この方法によりZP4のN末端ドメインと中央のヒンジを含む領域の2ヶ所が精子接着部位であることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精子と卵外被との接着は種の保存に欠かせない反応であるが、仕組みはまだ十分解明されていない。マウスとヒトにおける研究が先行しており、ゴールに到達したと思われているが、他の哺乳類では解明されていないため、哺乳類に普遍の仕組みがあるのか、種によって少しずつ異なるのかはわかっていない。本研究は、試験管内の実験結果ではあるが、ウシの仕組みはヒトやマウスとは異なることを示唆した。本研究の新規検出法は簡便であり、組換えタンパク質が利用できるため、精子の卵外被との接着能力をヒトを含めた様々な種で検査する目的で使うことができると考えられる。
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