研究課題/領域番号 |
18K06085
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43020:構造生物化学関連
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研究機関 | 中央大学 (2019-2020) 大阪大学 (2018) |
研究代表者 |
寺原 直矢 中央大学, 理工学部, 助教 (40554738)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 生体分子モーター / クライオ電子顕微鏡 / 高速AFM / 単粒子解析 / 1分子観察 / 1分子計測 / 1分子解析 / べん毛モーター / イオンチャネル |
研究成果の概要 |
細菌のべん毛モーターは、固定子と回転子からなる回転モーターとして機能する超分子複合体である。ナトリウムイオンチャネルとして機能する枯草菌由来の固定子複合体MotPSの立体構造およびその動的構造変化を高分解能で明らかにするために、精製した固定子複合体のクライオ電子顕微鏡および高速AFM観察を行った。より効果的な氷包埋を実現するために化学修飾したグリッドの検討を行ったところ、より多くの単分散した粒子を観察することに成功した。一方、高速AFM観察時に使用するマイカ上では、サンプルの膜貫通領域がマイカ表面と非常に強い相互作用を有することが明らかとなり、向きを制御するにはさらなる工夫が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
固定子がどのようにイオンの流れを回転力に変換しているのか全く不明である。固定子の高分解能構造およびその動的構造変化の情報は、べん毛モーターの回転メカニズムを明らかにする上で必須である。さらに、これらの情報はべん毛モーター研究だけでなく、生物分子モーターの動作原理の解明の一端を担う重要な研究課題として位置づけられる。そして、それらの知見は人工的な分子マシンを構築する際に多くの知見をもたらすと期待される。
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