研究課題/領域番号 |
18K06116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43030:機能生物化学関連
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
久保田 美子 岩手医科大学, 医学部, 准教授 (30260102)
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研究分担者 |
古山 和道 岩手医科大学, 医学部, 教授 (80280874)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ヘム / タンパク質分解 / ミトコンドリア / ヘム生合成経路 / プロテアーゼ / ヘム合成 |
研究成果の概要 |
ヘムは鉄原子を持ち、様々なタンパク質と結合してその機能を調節する重要な分子であるが、過剰なヘムはDNAやタンパク質の酸化損傷を引き起こす。したがって、ヘム生合成の調節は生体にとって重要である。我々は、ヘム合成の初発酵素アミノレブリン酸合成酵素がヘム濃度依存的に分解されることを見出した。今回の研究では、分解酵素によるヘム結合型アミノレブリン酸合成酵素の認識メカニズムの一端を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミトコンドリアに存在するアミノレブリン酸合成酵素には、酵素活性を持つ触媒領域以外に90アミノ酸からなる分解酵素認識配列が存在することを初めて見出した。この配列を任意のタンパク質に融合させると、ヘムを投与することによってこのタンパク質の分解を誘導することが可能である。この発見により、ミトコンドリアにおけるタンパク質分解を制御できるツールが得られたと言える。
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