研究課題/領域番号 |
18K06126
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43030:機能生物化学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
依光 朋宏 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (00534364)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 小胞体 / 小胞輸送 / COPII / 膜構造 / 膜 |
研究成果の概要 |
COPIIタンパク質は小胞体膜上の特定の部位ERESに集合し小胞体からの輸送を担う小胞を形成する。ERESは小胞体ネットワーク構造体のチューブ構造やシート構造の縁といった膜曲率が高い部位に形成される。本研究では小胞体ネットワークが破壊された酵母変異体の解析から、ERES形成に重要な役割を果たすSec16の機能が小胞体膜の構造変化により調節される可能性が見出された。また小胞体膜構造の変化がCOPIIタンパク質の膜への集合を制御する可能性も明らかにした。以上の結果からこれまで不明であったCOPIIタンパク質の機能制御と小胞体膜の構造の関連性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小胞体は複雑なネットワーク構造体であることが知られている。一方、COPIIタンパク質は小胞体膜がくびり切られることで輸送小胞を形成するが、その足場となる小胞体膜の構造とCOPIIタンパク質機能についての関連性の有無は不明であった。本研究成果はその機能的関連性を示唆するものであり、本研究分野を発展させる意義を持つ。
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