研究課題/領域番号 |
18K06127
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43030:機能生物化学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
植田 亮 東京大学, 医科学研究所, 助教 (10445025)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 神経生物学 / 神経筋シナプス / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
神経筋シナプス(NMJ)は運動神経と骨格筋の筋繊維(筋管)を結ぶ、個体の運動制御に必須のシナプスである。その形成には筋管に存在する受容体型キナーゼMuSKと、その活性化により惹起される「NMJ形成シグナル」の駆動が重要である。「NMJ形成シグナル」の解明は、NMJ異常に起因する筋無力症に加え、筋萎縮性側索硬化症や加齢性の筋萎縮に伴う運動機能・筋力低下において観察される、NMJ形成不全に対する治療法確立において重要な位置付けにある。本研究においては、独自のスクリーニング系を構築し、NMJ形成関連分子候補を単離した。また、加齢に伴う運動機能低下に対するNMJ形成増強による治療に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は我々の運動機能制御に必須のNMJについて、その成り立ちの理解を深める点において学術的な意義を有する。加えて、本研究成果は、NMJ形成増強治療が加齢性の運動機能・筋力低下に有効である可能性を提示するもので、高齢化社会における生活の質の向上に資する医療技術としての発展が期待される点において社会的意義を有する。
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