研究課題/領域番号 |
18K06130
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43030:機能生物化学関連
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研究機関 | 東京農工大学 (2019-2021) 名古屋大学 (2018) |
研究代表者 |
宮田 真路 東京農工大学, 農学部, 准教授 (60533792)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | プロテオグリカン / ヒアルロン酸 / 細胞外マトリクス / 神経可塑性 / ペリニューロナルネット / ヒアルロナン / コンドロイチン硫酸 |
研究成果の概要 |
中枢神経系の細胞外マトリクスは、コンドロイチン硫酸プロテオグリカンやヒアルロン酸といった糖鎖に富む特徴を示す。特定の神経細胞周囲にはペリニューロナルネット (PNN) と呼ばれる特徴的な細胞外マトリクス構造が形成される。PNNは不溶性の凝集体であり、神経可塑性の制御に関わる。本研究では、コンドロイチン硫酸プロテオグリカン上の糖鎖構造の違いにより、PNNに多様性が生じることを明らかにした。さらに、組織サンプルから微量のヒアルロン酸を単離し、その分子量を解析する手法を確立した。 この方法を用いて、PNNを構成する凝集性のヒアルロン酸は、可溶性のヒアルロン酸に比べて分子量が高いことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳体積の約20%は、非細胞成分である細胞外マトリクスにより満たされる。細胞外マトリクスは、神経細胞の周囲に特殊な環境を形成し、脳機能において重要な役割を果たす。脳には、ペリニューロナルネットと呼ばれる特徴的な細胞外マトリクス構造が形成される。ペリニューロナルネットは、不溶性の凝集体であり、神経可塑性の制御に関わる。本研究では、脳の細胞外マトリクスに着目し、その構造を機能を解析した。その結果、ペリニューロナルネットを構成する糖鎖構造の違いにより、様々は種類をペリニューロナルネットが存在することを明らかにした。ペリニューロナルネットの多様性により脳機能が制御される可能性がある。
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