研究課題/領域番号 |
18K06185
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43050:ゲノム生物学関連
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
菊池 裕 広島大学, 統合生命科学研究科(理), 教授 (20286438)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 転写終結 / Dnmt3a / ゼブラフィッシュ / dnmt3a / DNAメチル化 / Dnmt3aa |
研究成果の概要 |
脊椎動物におけるプロモーターのDNAメチル化は、遺伝子発現制御に機能する事が報告されている。しかし、転写終結領域におけるDNAメチル化の役割に関しては、未だ報告されていない。本研究では、哺乳類新規DNAメチル基転移酵素Dnmt3aの相同遺伝子であるゼブラフィッシュdnmt3aa遺伝子の母性胚性ノックアウト変異体(MZdnmt3aa-/-)を作製し、転写終結過程におけるDnmt3aaの機能解明を研究目的とした。MZdnmt3aa-/-胚を用いたRNA-seq解析・全ゲノムバイサルファイトシーケンシング解析等により、転写終結領域におけるDNA低メチル化は、転写終結制御に関与している事を見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脊椎動物におけるプロモーターのDNAメチル化は、遺伝子発現制御に機能する事が報告されているが、転写終結領域におけるDNAメチル化の役割に関しては、未だ報告はなされていない。本研究課題では、世界で初めて転写終結領域におけるDNA低メチル化が、転写終結制御に関与している事を見出した。DNAのメチル化制御は、癌の悪性化にも関している事が知られているため、本研究成果は癌治療にも役立つと考えられる。
|