研究課題/領域番号 |
18K06195
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43060:システムゲノム科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
小口 祐伴 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 研究員 (40599370)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | シーケンス技術開発 / 1細胞トランスクリプトーム解析 / 1細胞トランスクリプトーム解析 / トランスクリプトーム / 機能性RNA / 遺伝子発現調節 / ゲノム解析技術 / 遺伝子ネットワーク |
研究成果の概要 |
本研究は本研究遂行者が独自に開発を進めている非増幅シーケンサーにおいて,シーケンスライブラリ(サンプル)のシーケンスフローセルへの新規捕捉手法を開発した.従来の方法では捕捉ブローブ(サンプルを捕捉するためのもの)をシーケンスフローセルに共有結合を介し固定していた.本研究では非共有結合であるビオチン-アビジン相互作用を介して捕捉プローブを固定し,かつ,共有結合によるそれと同程度のシーケンス性能を得ることに成功した.これによりフローセル外にてあらかじめ捕捉プローブとサンプルを結合することが可能となり,1細胞から抽出される微量なサンプルを高効率に捕捉することにも寄与するものと期待される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この直近の10年において次世代シーケンサーというDNA配列を解読する装置の性能向上に伴い,生命科学・医学分野において遺伝子の発現解析が盛んに行われるようになった.市販される次世代シーケンサーは一般に,解析するサンプルをPCRによって増幅する必要がある.しかし,PCRによる増幅は,配列依存的に増幅の程度が異なり,すべてのサンプルを均一に増幅することは難しい.このような状況に対して,本研究における非増幅シーケンサーはそもそもPCRによる増幅を必要としないため,市販の大多数の装置とは一線を画す解析が可能となる.本研究成果によって,この非増幅シーケンサーの活用の幅を広げることに繋がった.
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