研究課題/領域番号 |
18K06202
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44010:細胞生物学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
藤田 尚信 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 准教授 (00506496)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | リソソーム / 筋細胞 / オートファジー / ショウジョウバエ / 分解 / 管状化 / オートリソソーム / リモデリング / 管状ネットワーク / オルガネラ |
研究成果の概要 |
本研究では、ショウジョウバエ筋細胞の管状リソソームネットワークの形成メカニズムとその生物学的な意義の解明に取り組んだ。筋細胞に見られる管状リソソームの形成は、細胞内の大規模な分解経路であるオートファジーとリソソームの分解活性の双方に依存していた。また、管状のネットワーク構造が形成されることにより、筋細胞内の分解活性が広い範囲でより均質化され、同調した分解が可能になっていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リソソームが管状化する現象はこれまでにも知られていたが、オートファジーの関与は知られていなかった。今回の研究から、オートファジーに依存した管状リソソームネットワークの存在が初めて明らかになった。また、ライブイメージングを駆使することにより、管状リソソームネットワークの内腔は実際につながっており、ネットワークが形成されることにより広い範囲でリソソームが同調していることが明らかになった。本研究により示された管状リソソームネットワークの「連続性」と「均質性」は、他の管状オルガネラの機能を理解する上でも重要な知見である。
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