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ユビキチン化反応による小胞体の柔軟な形状変化

研究課題

研究課題/領域番号 18K06220
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分44010:細胞生物学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

梶保 博昭  神戸大学, 医学研究科, 講師 (70401221)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード小胞体 / ユビキチンリガーゼ / ユビキチン
研究成果の概要

小胞体のチューブ構造は連結してネットワークを形成しており、このネットワークは特異的に局在する膜変形タンパク質によって支えられている。小胞体は細胞分裂期やストレスを受けた際などに柔軟に形状を変化させている。この際に小胞体のチューブ構造を支えるタンパク質が分解されることが必要であるがその分子メカニズムは未だ解明されていない。本研究課題により、チューブ構造の連結部位に局在するタンパク質lunaparkがチューブ構造の連結に関わるタンパク質p66をユビキチン化することを示した。この結果から、lunaparkによるp66へのユビキチン化が小胞体のネットワーク形成に重要である可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

小胞体でのユビキチン化反応は一般的にはタンパク質の品質管理機構として用いられる。本研究課題により、lunaparkによるユビキチン化反応が小胞体の形状変化に重要であることが明らかとなり、小胞体でのユビキチン化反応が新たな役割を持つことを提唱できた。
筋萎縮性側索硬化症やアルツハイマー病などの神経変性疾患の際には小胞体のチューブ構造を支えるタンパク質の量が変わり、小胞体の形状が異常になることが報告されている。本研究課題により、lunaparkの機能異常が神経変性疾患の発症に関わる可能性が考えられる。今後、lunaparkをターゲットとした神経変性疾患に対する創薬への応用が十分考えられる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2020 2019 2018 その他

すべて 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件) 備考 (2件)

  • [学会発表] ユビキチンリガーゼ活性による小胞体網目構造の新しい形態調節機構2020

    • 著者名/発表者名
      梶保 博昭, 山本 泰憲, 匂坂 敏朗
    • 学会等名
      第93回日本生化学会大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] ユビキチンリガーゼ活性による小胞体チューブ構造の新しい形態調節機構2019

    • 著者名/発表者名
      梶保博昭、山本泰憲、匂坂敏朗
    • 学会等名
      第18回生命科学研究会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 小胞体の網目構造を調節する因子の多量体化機構2018

    • 著者名/発表者名
      梶保博昭,山本泰憲,姜山,匂坂敏朗
    • 学会等名
      第65回 日本生化学会 近畿支部例会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [備考] 神戸大学大学院医学研究科 生理学・細胞生物学講座 膜動態学分野 ホームページ

    • URL

      http://www.med.kobe-u.ac.jp/membrd/

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [備考] 神戸大学大学院医学研究科 生理学・細胞生物学講座 膜動態学分野

    • URL

      http://www.med.kobe-u.ac.jp/membrd/

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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