研究課題
基盤研究(C)
マウスの胎仔において、全ての血液細胞の源となる造血幹細胞は胎生10.5日胚の大動脈に接する血液細胞塊に最初に生じる。この時期の造血幹細胞の発生・成熟・維持に関わる転写因子Sox17が誘導する遺伝子およびシグナル経路を解析したところ、接着分子ESAM、GTPase活性をもつGimap6、NF-kappaBが活性化されるシグナル経路、およびDNA脱メチル化に関与するTET1の関与がそれぞれ示された。
今回得られたマウス胎生中期における大動脈内腔の造血幹細胞を含む血液細胞塊の形成・成熟・維持にかかわる分子およびシグナル経路をさらに解析していくことにより、生体の造血幹細胞の特性と比較することにより、培養皿上での造血幹細胞の形成および維持機構の解明につながることが期待される。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 2件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (14件) (うち国際学会 1件) 備考 (2件)
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