研究課題/領域番号 |
18K06280
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44030:植物分子および生理科学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
堀 孝一 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (70453967)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 植物進化 / 藻類 / クレブソルミディウム / オーキシン / ストレプト藻類 / 陸上進出 / 車軸藻類 |
研究成果の概要 |
オーキシン応答は陸上植物の成長や形態を制御する重要な植物ホルモンであるが、その起源や進化過程はいまだ明らかではない。我々は、陸上植物が出現する前に分岐した藻類の一種であるクレブソルミディウムにおいて、オーキシンは細胞伸長や分裂に関与する可能性が高いが、陸上植物と同じオーキシン応答を制御する遺伝子を持たないことを明らかにしている。したがって、その制御遺伝子を明らかにする事で、その起源や成り立ちにせまる事が期待できる。解析の結果、クレブソルミディウムではKnRAVタンパク質がオーキシンに応答する遺伝子の上流に結合し、その応答を制御していることを明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物の進化を考えていくうえで、植物ホルモンの起源や進化過程は欠かすことができない重要な要素である。本研究で明らかとなった結果は今まで全く明らかでなかった陸上植物のオーキシン応答の起源に光を当てるものである。今後このKnRAVがクレブソルミディウムにおいてどのような仕組みでオーキシン応答を行い、何を実現しているか明らかにしていく事で、植物の陸上への進出と適応機構や、多様な光合成生物の生き方を知る大きな礎となる。さらには地球の歴史の理解に繋がっていく事が期待できる。
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