研究課題/領域番号 |
18K06288
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44030:植物分子および生理科学関連
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
小牧 伸一郎 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (50584588)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 染色体パッセンジャー複合体 / 紡錘体形成チェックポイント / ゲノム倍加 / 染色体分離 |
研究成果の概要 |
種子植物はその進化の過程で何度もゲノムを倍加させてきた。研究代表者はこれまでの研究より、このゲノム倍加に紡錘体形成チェックポイント(SAC)が関与することを明らかにしてきた。動物では、Chromosomal passenger complex (CPC)がSACの制御に関わることが知られているが、植物CPCの機能は不明であった。 本研究では、植物CPCの構成因子であるBorealinを初めて見つけ出し、他の構成因子と共にCPCの局在を制御することで、ゲノムの維持に働くことを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゲノム倍加を起こした植物は大きく育つ特性を持つことから、農業的にも非常に重要な現象であるが、その分子機構は分かっていない点が多い。 本研究では、このゲノム倍加に関わると考えられるChromosomal passenger complexの構成因子を植物で初めて見つけ出し、その機能を明らかにすることに成功した。この研究成果は、植物のゲノム維持機構の生物学的解明に寄与するとともに、将来的には、安定したゲノム構成を持つ倍加作物の作製にも繋がることが期待できる。
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