研究課題/領域番号 |
18K06289
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44030:植物分子および生理科学関連
|
研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
國枝 正 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (90566077)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | セルロース合成酵素 / 細胞壁 / 細胞内局在制御 / 細胞内輸送制御 / 細胞内膜系オルガネラ / 膜交通 |
研究成果の概要 |
植物細胞壁の主要な構成成分であるセルロース微繊維は,セルロース合成酵素(CESA)によって細胞膜上で形成される.本研究では,CESAの細胞膜局在を制御する仕組みの解明を目的として,細胞壁形成異常を示す変異体から見出した候補因子の解析を行った.その結果,候補因子とCESAとの間にタンパク質間相互作用が存在し,CESAの細胞内局在を制御していることが示唆された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物細胞壁は細胞の形態維持から個体の機械支持まで多岐に渡って貢献している細胞の構造体であり,セルロース微繊維はその中でも構造的に重要な役割を担う分子である.また,人類の活動においてもセルロースは有用物質として幅広い分野で利用されている.本研究によって,セルロース微繊維の形成を支える制御因子の一つが明らかとなったことは,多様な植物の形態形成の仕組みを理解するための大きな手掛かりとなるとともに,バイオマスとしてのセルロースの増産技術確立などにおいて貢献できると考えられる.
|