研究課題/領域番号 |
18K06303
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44030:植物分子および生理科学関連
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研究機関 | 基礎生物学研究所 |
研究代表者 |
海老根 一生 基礎生物学研究所, 細胞動態研究部門, 助教 (90590399)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 膜交通 / 植物 / 液胞 |
研究成果の概要 |
液胞は貯蔵・分解・空間充填・浸透圧調節など多様な機能を担う植物細胞を特徴づけるオルガネラの一つであり、複数の輸送経路でタンパク質が液胞へと輸送されていることが明らかになっているものの、その詳細と意義については不明な点が多い。液胞への輸送経路の中でも、動物のリソソーム輸送や酵母の液胞輸送にはない、植物固有の液胞輸送経路について詳細な解析を行い、これが少なくとも2つの輸送経路に分けられること、そのうち1つがストレス応答に関わることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、植物細胞における液胞への輸送メカニズムの一端が明らかになった。液胞は植物の主要なオルガネラの一つとして国内外の植物細胞生物学分野において注目・研究されており、本研究成果はその理解において重要な貢献をするものと言える。また、植物固有の液胞輸送経路がストレス応答に関わることが示されたことから、植物の環境応答メカニズムの理解を介した有用植物の作成など、応用的分野においても基礎研究の知見として貢献することが考えられる。
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