研究課題/領域番号 |
18K06305
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44030:植物分子および生理科学関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
山崎 明広 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 研究員 (50752953)
|
研究分担者 |
下田 宜司 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, 上級研究員 (80415455)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 植物生理 / 共生 / 分子生物学 / 植物微生物相互作用 / 植物―微生物相互作用 / 根粒菌 / ステロール / 根粒 |
研究成果の概要 |
植物と微生物との共生によって窒素固定を行うマメ科植物の根粒共生において、新たな制御因子PSATを発見した。植物ステロールの恒常性維持に機能することが知られている因子だが、脂質分析を行ったところ、共生におけるPSATの機能は、脂質におけるそれとは異なることが分かった。PSATは一部の共生関連因子とのみ強い遺伝学的な相関を示し、根粒共生における未知のシグナル経路の存在を示唆するなど、根粒共生のより深い理解に繋がる成果を得た。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで報告の少ない「植物ー微生物共生における負の制御機構」について、本研究で新たな因子PSATを同定した。PSATの遺伝学的上位性や細胞内局在等の結果は未知の共生シグナル経路の存在を示唆しており、当該分野に新たな知見を加えることができた。根粒共生の分子生物学的な理解をより深めることで、根粒共生能のマメ科以外の植物への賦与といった、SDGsに直結する課題解決への礎として、今後の研究への応用、発展が期待される。
|