研究課題/領域番号 |
18K06306
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44040:形態および構造関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
荻原 克益 北海道大学, 理学研究院, 准教授 (00422006)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 濾胞選択 / 卵巣 / アポトーシス / エストラジオール / インヒビン / アクチビン / 閉鎖濾胞 / アロマターゼ / ovary / hormone / follicle |
研究成果の概要 |
本研究はマウス濾胞選択の分子機構解明を目指した研究課題である。成長を開始した濾胞のうち大半は途中でアポトーシスにより死滅し、生き残った濾胞のみが排卵される。この排卵される濾胞の選択が濾胞選択である。これまで多くの研究が行われてきたが、今なおその詳細は明らかとなっていない。本研究では濾胞選択(アポトーシス)の抑制作用を持つことが示唆されている薬剤を用いて濾胞選択の解明に取り組んだ。その結果、卵巣内で増加するアクチビンによりエストラジオール(E2)の産生、分泌が誘導されること、またE2がアポトーシスに関与することが示唆された。本研究よりアポトーシスはE2により制御されるというモデルが提唱された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の成果は未だにその分子機構が解明されていない濾胞選択の分子機構を解明するための大きな一歩となる成果であり、その学術的意義は大きい。また、濾胞選択は良質な卵を選択し排卵させるシステムと考えられていることから少しでも良質な卵を獲得したい畜産分野で積極的に研究が行われている。本研究成果は、これらの分野にも影響を与える成果であり、その意義は大きいと考える。
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