研究課題/領域番号 |
18K06311
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44040:形態および構造関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
玉置 大介 富山大学, 学術研究部理学系, 助教 (20793053)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 微小管 / 紡錘体 / 細胞分裂 / 重力環境 / 植物細胞 / 双極性 |
研究成果の概要 |
植物細胞の紡錘体の双極性維持機構の解明を目的に,極小紡錘体様構造体(Minispindle)内の微小管動態の解析を行った.その結果,動原体微小管が微小管形成の足場となり,新規に形成された微小管は動原体微小管に束化することが示唆された.加えて,1Gとは異なる重力環境が植物の紡錘体形成及び細胞分裂に与える影響の解明を目的に,過重力または擬似微小重力下で培養したタバコ培養細胞とコレオケーテにおける細胞分裂頻度,紡錘体形態について解析した.その結果,擬似微小重力環境は植物細胞の細胞分裂を促進することが明らかとなった.また,1Gとは異なる重力環境は,紡錘体形成に影響を与えない可能性が示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
染色体の正常な分離には紡錘体における双極性の維持が必須であり,中心体のない植物細胞における紡錘体維持機構は不明であった. 本研究の成果から,動原体微小管が紡錘体形成の骨組みになり,極方向に配向する過程で束化することが示唆されたことは,植物細胞における紡錘体維持機構の解明に寄与する結果である.加えて,本研究により,過重力・擬似微小重力が植物の細胞分裂及び紡錘体形成に与える影響を明らかにできたが,この結果は,将来における宇宙での作物栽培の基礎情報として必要不可欠であり,地球上においては効率的な植物の生産のための基盤技術創出に繋がることが期待される.
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