研究課題/領域番号 |
18K06344
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44050:動物生理化学、生理学および行動学関連
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研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
太田 茜 (久原茜) 甲南大学, 自然科学研究科, 特別研究員 (50410717)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 温度情報伝達分子 / 温度受容体 / 低温耐性 / 温度受容ニューロン / 線虫 / C. elegans / 温度受容 / ハイスループット |
研究成果の概要 |
温度情報伝達に関わる新規の遺伝子を同定するために、線虫C. elegansが示す低温耐性と低温馴化の表現型を指標にスクリーニングを行った。その結果、低温耐性に異常をもつ複数の新規の変異体を単離した。その中でも、TRPVチャネルであるOSM-9とOCR-2も新規の温度受容ニューロンADLにおいて、温度受容体として機能していた。さらに、DEG/ENaC型のメカノ受容体DEG-1は新規の温度受容ニューロンASGにおいて、温度受容体として機能していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の線虫C. elegansの低温耐性の解析から、DEG/ENaC型のメカノ受容体(DEG-1)が温度受容体として機能することが初めて見つかった。さらに、DEG-1のヒトホモログであるMDEG2も温度受容体であることが示唆された。今後、MDEG2に対する創薬への期待が高まる可能性がある。TRPVチャネルであるOSM-9/OCR-2複合体が温度受容体として機能していたが、その温度応答性は弱かったため、OSM-9とOCR-2以外の温度受容体の存在が示唆された。
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