研究課題/領域番号 |
18K06346
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44050:動物生理化学、生理学および行動学関連
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研究機関 | 沖縄科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
宮崎 佳代子 沖縄科学技術大学院大学, 神経計算ユニット, グループリーダー (80426577)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | セロトニン / 辛抱強さ / 報酬 / カルシウムイメージング / 報酬待機行動 / 光操作 / Ca画像化 |
研究成果の概要 |
Inscopix nVistaによるカルシウムイメージングで背側縫線核セロトニン神経活動を記録することに成功し、現在マウスが行動課題遂行中に神経活動記録を行っている段階である。またこの実験と並行して新たにファイバーフォトメトリーシステムを用いた背側縫線核セロトニン神経活動記録を行い、報酬待機中及び報酬提示時に発火頻度が上昇することを確認した。今後も引き続き両実験を続ける予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
私達は常に変化する環境に適応しながら報酬を獲得し罰を回避することでその生存を維持していますが、将来的な報酬を待つ場合、その報酬の内的な価値や確率によって獲得行動に至る意思決定は様々に変化します。このプロセスにセロトニンが重要であることを私達はこれまでに突き止めており、本研究ではこの詳細な脳内メカニズムを明らかにします。この研究は意思決定を担う脳基盤におけるセロトニンの動的な役割を照らし出すもので、将来的にうつなどセロトニンが関わる精神疾患を生じさせる神経基盤の解明に寄与できると考えています。
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