研究課題/領域番号 |
18K06358
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45020:進化生物学関連
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
平川 泰久 筑波大学, 生命環境系, 助教 (40647319)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 藻類 / 進化 / ピレノイド / 葉緑体 / 炭素固定 / 二酸化炭素 / オルガネラ進化 / 光合成 / プロテオーム / 遺伝子導入 |
研究成果の概要 |
水圏に生息する藻類は葉緑体の中に、炭素固定酵素が集積したピレノイドと呼ばれる構造をもつ。ピレノイドは光合成による二酸化炭素の固定反応を行う重要な器官である。本研究では、真核藻類のピレノイドの構築メカニズムとその進化を明らかにすることを目的とした。海産の単細胞藻類であるクロララクニオン藻を用いて、ピレノイドの単離法を確立し、ピレノイドの含まれるタンパク質を明らかにした。これにより、ピレノイドは藻類グループごとに独自に進化している可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
真核藻類はピレノイドをもつことで、二酸化炭素濃度の低い環境でも効率的に光合成を行うことができる。近年、海外の研究者により、遺伝子組換え技術を用いて陸上植物にピレノイドを形成させ、高効率で二酸化炭素固定を行える植物の作出が試みられており、地球の二酸化炭素削減にも繋がる研究として注目されている。このような応用研究に発展させるためにも、真核藻類のピレノイド構築メカニズムを理解することは重要であると考えられる。
|