研究課題/領域番号 |
18K06360
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45020:進化生物学関連
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研究機関 | 総合研究大学院大学 |
研究代表者 |
宅野 将平 総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 助教 (20547294)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ゲノム進化 / 集団遺伝学 / エピジェネティクス / エピゲノム進化 |
研究成果の概要 |
ゲノム-エピゲノム間の進化的インタラクションを解明するために、遺伝子領域にDNAメチル化を持つ遺伝子の進化パターンを調べた。このタイプのDNAメチル化は遺伝子ボディメチル化と呼び、発現抑制に関与せず、むしろ発現量の高い遺伝子で観察される。私の先行研究で、遺伝子ボディメチル化を持つ遺伝子のDNA配列には負の自然選択が働いていることを発見した。しかし、なぜ自然選択が働いているかは明らかにできなかった。そこで、DNAメチル化とヌクレオソームの分布に相関があることに着目し、ヒストンタンパク質のDNAの結合の維持のために自然選択が働いているという仮説を検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
私の研究は、遺伝子の発現制御に関わるエピゲノムがどのように進化してきたかを明らかにすることである。昨今の次世代シークエンサーの発展により、エピゲノムデータの作出は非常に簡単になった。しかし、データの増加から予想されるほど、それぞれのエピゲノムがどのような機能を持つかは明らかになっていない。私の研究は、エピゲノムの存在意義を進化学の観点から解き明かすことであり、学術的意義があると考える。近年エピゲノムを人為的に改変する方法が少しずつ普及しており、将来的にエピゲノムの改変を品種改良に利用できるかもしれない。私の研究は、このための基礎研究に有用である。
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