研究課題/領域番号 |
18K06375
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45030:多様性生物学および分類学関連
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研究機関 | 神奈川大学 (2019-2022) 東京学芸大学 (2018) |
研究代表者 |
西井 かなえ 神奈川大学, 付置研究所, 研究員 (50743770)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 次世代シーケンサー / 高分子DNA抽出法 / ゲノムアッセンブリ / ゲノムワイド関連解析 / 重イオンビーム照射変異体 / イワタバコ科 / 葉発生 / 茎頂分裂組織 / ゲノム / 次世代シーケンス / 次世代シークエンス / QTL解析 / ロングリードシーケンス |
研究成果の概要 |
植物は茎頂分裂組織により、未分化細胞を維持しつつ分化した葉と茎を繰り返し形成する。茎頂分裂組織機能の改変・多様化した葉分裂組織を持つイワタバコ科ストレプトカーパスを材料として用い、その分子機構を明らかとすることにより、植物分裂組織の機能の理解を目指した。遺伝学的解析は、未同定の分子機構を明らかにするのに有効であり、本研究では、次世代シーケンサー技術とバイオインフォマティックス解析により、非モデル植物ストレプトカーパスの遺伝学的解析を行う基盤を構築した。同時に、重イオンビーム照射による変異体集団を獲得できた。得られた成果により、ストレプトカーパスを用いた本格的な遺伝学的解析が可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、植物の基本型から逸脱した非モデル植物に着目し、植物独自に成立した茎頂分裂組織機能の機能とその多様化機構を探ろうとした。これまで、シロイヌナズナなどのモデル植物の解析により、茎頂分裂組織の機能と分子生物学的機構が明らかとなってきた。一方、植物では茎頂分裂組織の機能が多様化し、形態多様性を生み出した一因となっている。ストレプトカーパス属はこのような植物の一つであり、本研究では、次世代シーケンサー技術を最大限に活用、また変異体集団を作成し、ストレプトカーパスの遺伝学的研究の基盤を作成した。これにより、ストレプトカーパスにおける茎頂分裂組織多様化の遺伝学的背景の探索を可能とした。
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