研究課題/領域番号 |
18K06384
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45030:多様性生物学および分類学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
新垣 誠司 九州大学, 理学研究院, 准教授 (10452963)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 生物多様性 / 緯度勾配 / バイオマス補償 / 群集形成 / タイドプール / 魚類群集 / 潮間帯 / 魚類 / 潮溜り / 緯度クライン |
研究成果の概要 |
研究期間を通して、北海道東部から台湾南部まで南北約2,400km、11地域43地点で野外調査を実施、広域データを取得した。また、天草と沖縄で10年以上継続している長期観測を継続実施し、長期データを追加した。これら広域データおよび長期データをもとに、生物多様性の緯度クラインの背景にあると考えられるバイオマス補償の広域性・一般性の検証、バイオマス補償の成立する条件の検討をおこなった。結果の一部を2編の論文として国際誌に発表したほか、一部を国際共同研究に発展させて、現在も研究・解析を継続中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物多様性の広域パターンに見られるバイオマス補償という現象を論文として公開し、学会等でも発表したことは、多様性研究の新たな足がかりを作った点で意義がある。まだ解析中の面も多いが、今回収集したデータをもとにバイオマス補償の一般性と成立条件を検証することにより、生物多様性の創出プロセスへの理解がより深まることが期待できる。サンプルも含め、今回収集したデータセットは、日本および台湾の東部沿岸域におけるタイドプール魚類の分布と群集特性の基礎情報として、広域的および局所的な群集形成を明らかにし、沿岸生態系の保全を検討する上で役立つものである。
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