研究課題/領域番号 |
18K06389
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45030:多様性生物学および分類学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
伊藤 道彦 北里大学, 理学部, 准教授 (90240994)
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研究分担者 |
田村 啓 北里大学, 理学部, 講師 (50458767)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 性決定遺伝子 / トランスポゾン / 平行進化 / 異種ゲノム / 異質ゲノム / 種 / 異種交配 / 両生類 / 雑種 / ゲノム / ツメガエル / 種分化 / piRNA / ヨーロッパトノサマガエル / dm-W / 転移因子 |
研究成果の概要 |
本研究は、異種交配雑種から、性と種を考察することを目的として、異質四倍体アフリカツメガエルあるいはロシアに生息する3種のカエル(ワライガエル、コガタガエルおよびその雑種のヨーロッパトノサマガエル)に関して、トランスポゾンという視点から、性システムやゲノム進化に関する解析を行った。 その結果、前者に関しては、雑種形成後にDNAトランスポゾンが性決定遺伝子の誕生に関与したこと、および異種交配(異種ゲノムの混合)後に多くのDNAトランスポゾンの活性化が示唆された。後者に関しては、親2種のトランスポゾンを含むゲノム配列およびpiRNA配列の決定を行い、生殖細胞で一方種ゲノムの排除との連関を考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脊索動物から脊椎動物への進化では異種間雑種が起こったと考えられており、異種交配という現象は、生命進化や生物多様性という観点から極めて重要と考えられる。本研究の異種間雑種での遺伝子およびゲノム解析の成果は、異種ゲノムが混合した時に、性システムやゲノム進化が誘導されることを強く示唆したもので、生命進化研究にとって学術的な意義が大きいと考える。また、本研究成果は、有性生殖における“種とは何か?”という生命の大命題を解くための基盤となる研究に十分なりうるもので、学術だけでなく社会的意義が大きいと考えられる。
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