研究課題/領域番号 |
18K06402
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45030:多様性生物学および分類学関連
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研究機関 | 滋賀県立琵琶湖博物館 |
研究代表者 |
桝永 一宏 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 総括学芸員 (50344346)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 生物多様性 / 起源 / 分散 / 多様性 / アフリカ大陸 / 生物地理 / アフリカ / 双翅目 / 進化 / 分類 / 系統 |
研究成果の概要 |
海洋性双翅目昆虫が、淡水から海水へ進出した起源地の可能性のあるアフリカ大陸のなかで、ケニア、タンザニア、モザンビーク、南アフリカ、ナミビアで野外調査を行った。その結果、ケニアとタンザニアからはCymatopus属の未記載種が各1種、モザンビークからはCymatopus属の2未記載種とAsydentus属の1未記載種、南アフリカからはC. griseatusとC. stuckenbergiの2既知種とCemocarus属の3未記載種、Thinophilus属の2未記載種が採集された。特に、東アフリカから見つかったCymatopus属やAsydentus属については、今回の調査が初記録であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
双翅目昆虫のアシナガバエの淡水から汽水、海水に適応した生物進化の一連の過程が明らかにされる。これは従来、海水から陸上へ進化してきた陸上生物の進化史とは逆方向の過程であり、生物学的にたいへん興味深い問題である。また、本研究過程で未記載種の発見が相次ぎ、これらが命名記載されることで、いままで知られていなかった海岸における生物多様性の一端が明らかにされる。特に、東アフリカから見つかったCymatopus属やAsydentus属については、今回の調査が初記録であった。
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