研究課題/領域番号 |
18K06412
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45040:生態学および環境学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
飯田 碧 新潟大学, 佐渡自然共生科学センター, 准教授 (30745328)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 島嶼 / 分散 / 淡水魚 / 通し回遊 / 河川 / 環境 / 島 / 回遊 |
研究成果の概要 |
島嶼の河川に生息する淡水魚の分散の実態・分散能力の退化の有無を明らかにすることを目的として研究を実施した。主な対象地を佐渡島とし,比較対象として,隠岐諸島,上越など,島と対岸などを選定した。ハゼ亜目,カジカ科,アユについて,野外生態調査,環境要因の計測を行った。耳石を用いた微量元素分析,安定同位体分析から,島嶼の淡水魚はその多くが生活史の一時期に海を利用していることが明らかとなった。また,仔魚は,海水よりも淡水で高生残であった。島嶼の淡水域においては,残留型によってその場所に留まるよりは,特異な環境に適応した生態や分布形態を獲得しつつ,分散の可能性を残すという方向性をもつ可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,陸域の動植物にみられる,島嶼における分散能力の消失が,淡水域でもみられるのかを検証した。またこれまで知見のなかったヨシノボリ属など複数種の海洋生活期間を耳石の日齢査定により初めて明らかにした。これらの成果は,島嶼の生物学,魚類の生態学に重要な知見となった。また,主な調査地である佐渡島において,希少種であるカンキョウカジカやチチブについて,基本的な生態を明らかにし,これらの保全策に有用である。
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