研究課題/領域番号 |
18K06451
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45060:応用人類学関連
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研究機関 | 岐阜医療科学大学 |
研究代表者 |
田中 邦彦 岐阜医療科学大学, 薬学部, 教授 (60313871)
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研究分担者 |
杉浦 明弘 岐阜医療科学大学, 保健科学部, 講師 (00528630)
川田 徹 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (30243752)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 三半規管 / 圧受容器反射 / カロリックテスト / 内耳前庭系電気刺激 / 重心動揺 / 起立性低血圧 / 心拍数 / 鼓膜 / 迷走神経 / 三叉神経 / 平衡感覚 / 循環調節 / 自律神経 |
研究成果の概要 |
三半規管機能検査であるカロリックテストと同時に,血圧,心拍数変化を評価した。血圧に関係なく,鼓膜への冷風刺激開始と同時に心拍数が低下した。この低下は送風の物理的刺激ではなく温度刺激によるものであること,外耳ではなく,鼓膜・三半規管への刺激によるものであると考えられた。また眼振の最大緩徐相速度と,心拍数変化は正の相関をみとめた。つまり,三半規管機能が低下しているほど,心拍数低下が大きく認められることがわかった。したがって,冷風刺激による心拍数低下を三半規管が抑制していると考えられた
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
平衡感覚機能を司る三半規管が,循環動態にも関係していることが示唆された。これはあらたな反射系の発見と同時に,乗り物酔い,映像酔い,宇宙酔いといった平衡感覚機能の乱れによって引き起こされる状態における,病態解明の一助となる可能性がある。
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