研究課題/領域番号 |
18K06458
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分46010:神経科学一般関連
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研究機関 | 富山大学 (2019-2020) 東京大学 (2018) |
研究代表者 |
倉林 伸博 富山大学, 学術研究部医学系, 講師 (40581658)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ダウン症 / 大脳新皮質 / 神経前駆細胞 / 発生期脳 / 神経発生 / 錐体細胞 / インターニューロン |
研究成果の概要 |
ヒト21番染色体のトリソミーが原因となるダウン症の脳では、神経細胞数の顕著な低下が認められる。この一因として、神経細胞を生み出す神経前駆細胞の分化異常が考えられるが、これら異常に寄与する遺伝子の実体は不明である。本研究ではダウン症モデルマウスを用いた解析により、神経前駆細胞の分化異常が引き起こされる分子基盤の解明を目指した。その結果、神経前駆細胞の一種である中間前駆細胞の挙動異常を引き起こすヒト21番染色体上の遺伝子を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ダウン症は一般に、およそ800人の新生児あたりに1人という割合で発生しており、遺伝子疾患及び染色体異常の中では最も頻度が高い。すなわち、ダウン症の治療戦略の開発は社会的要請が極めて高い。本研究では、ダウン症脳の神経前駆細胞の分化異常を引き起こすメカニズムに分子レベルで切り込み、脳発生異常に寄与する分子シグナリングを明らかにする。そのため、本研究で得られた成果はダウン症における脳機能障害の発症機序に関する理解を進め、その治療戦略に重要な示唆を与えることが期待できる。
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