研究課題/領域番号 |
18K06492
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分46010:神経科学一般関連
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
井端 啓二 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (30462659)
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研究分担者 |
幸田 和久 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (40334388)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | プルキンエ細胞 / シナプス形成 / Cbln1 / 小脳 / デルタ型グルタミン酸受容体 |
研究成果の概要 |
神経活動依存的に分泌されるシナプス形成因子であるCbln1は、シナプス前部のニューレキシンおよびシナプス後部のGluD2と3者複合体を形成して、シナプスの形成・維持を実現する。本研究では神経活動依存性に分泌されたCbln1がシナプス後部のGluD2に結合した後、どのようにシナプス形成因子としての効果を発揮するかについて検討した。その結果、Cbln1によってGluD2の局在変化が引き起こされることが明らかになった。シナプス後部の成熟過程でGluD2の局在変化が何らかの役割を果たしていることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、シナプスの異常が多くの精神疾患の本体であると考えられてきている。本研究では、平行線維-プルキンエ細胞シナプスにおけるシナプス後部の成熟のメカニズムの一部を明らかにした。本成果とさらなる研究によってシナプスの形成・維持およびその可塑性の分子メカニズムを明らかにすることで、脳機能のメカニズムを理解し、同時に、その病態を解明することにつながると考えている。
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