研究課題/領域番号 |
18K06507
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分46020:神経形態学関連
|
研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
渡部 和彦 杏林大学, 保健学部, 教授 (30240477)
|
研究分担者 |
村田 麻喜子 杏林大学, 保健学部, 講師 (00276205)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 筋萎縮性側索硬化症 / アデノウイルス / TDP-43 / Praja1 / FUS / SOD1 / α-synuclein / polyglutamine / 運動ニューロン / 蛋白質凝集体 / 組換えウイルス / プロテアソーム / HSF1 / 筋萎縮性側索硬化症 (ALS) / Praja1 (PJA1) / 熱ショック応答 / 凝集体 / Praja 1 (PJA1) / ALS / 組換えアデノウイルス |
研究成果の概要 |
多くの神経変性疾患では,神経細胞内に疾患特異的蛋白質からなる不溶性凝集体が形成され神経細胞変性が進行する.筋萎縮性側索硬化症 (ALS)では神経細胞の胞体にTDP-43が凝集するが,我々は,Praja1 E3ユビキチンリガーゼ (PJA1) がTDP-43に結合し凝集を抑制することを見出した.さらに,PJA1は他の神経変性疾患関連蛋白であるFUS, SOD1, α-synuclein, ataxin 3, huntingtinにも結合し,これら蛋白の凝集を抑制することがわかった.PJA1は神経変性疾患全般の治療に関わる極めて重要なターゲット分子のひとつであると考えられた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
筋萎縮性側索硬化症,パーキンソン病,ポリグルタミン病などの神経変性疾患では,神経細胞内に各々TDP-43, FUS, SOD1, α-synuclein, ataxin 3, huntingtinなどの疾患特異的蛋白質からなる不溶性凝集体が形成され,凝集体の細胞間伝播とともに神経細胞変性が進行する.本研究ではPraja1 E3ユビキチンリガーゼ (PJA1) がこれら蛋白質の凝集を抑制することを見出し,PJA1による蛋白凝集抑制メカニズムの解明・応用が神経変性疾患全般の治療法開発に寄与する可能性が示唆された.
|