研究課題/領域番号 |
18K06511
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分46020:神経形態学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
大島 登志男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20311334)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 神経変性疾患 / 神経再生 / マウスモデル / パーキンソン病 / リン酸化 / モデルマウス / 脊髄損傷 / 神経損傷 |
研究成果の概要 |
神経発生や神経再生に関与しているCRMPをターゲットとした神経変性疾患の治療を目指した研究を行なった。具体的には、CRMP4の抑制とCRMP2のリン酸化抑制が神経再生や神経変性に与える効果をマウスで検討した。その結果、6-OHDAを線条体に注入するパーキンソン病(PD)モデルで、CRMP4遺伝子欠損がドーパミン神経(DN)脱落を抑制することを示した。また、CRMP2のリン酸化抑制により、視神経損傷後の視神経変性が抑制され、神経軸索再生が促進することを明らかにした。さらに、CRMP2のリン酸化抑制がMPTP薬剤誘導型PDモデルでもDNの脱落を抑制し、神経軸索の変性を抑止することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、神経発生や神経再生に関与しているCRMPをターゲットとした神経変性疾患の治療を目指して行なわれた。結果として、6-OHDAを線条体に注入するパーキンソン病(PD)モデルにおいて、CRMP4遺伝子欠損がドーパミン神経(DN)脱落を抑制することが示された。また、CRMP2のリン酸化抑制により、視神経損傷後の視神経変性が抑制され、神経再生が促進することが明らかとなった。さらに、CRMP2のリン酸化抑制がMPTP薬剤誘導型PDモデルでもDNの脱落を抑制し、神経軸索の変性を抑止した。以上実験結果から、神経変性疾患の治療法としてCRMPをターゲトとした創薬が有用である可能性が示された。
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