研究課題/領域番号 |
18K06544
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
王 超 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (90610436)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 不活性結合切断反応 / 天然資源分子 / 重合反応 / ラジカル反応 / 光化学反応 / 機能性分子創製 / 14 族元素化学 / 合成終盤的誘導体化 / タンパク質の標識 / DNA コード化ライブラリー / π共役ポリマー / 重縮合反応 / アリールエーテル / 電子移動反応 / 天然資源 / 不活性結合切断 / 誘導体化反応 |
研究成果の概要 |
本研究では、自然界や天然物に多く存在する高度に酸化された分子(フェノール・アルコール・アミンなど)の C-O/C-N 結合への自在な官能基の導入・置換反応の開発を目指し、1) 遷移金属触媒によるC-O/C-N 結合切断を基盤とする重縮合反応、2) 遷移金属触媒を用いない C-N 結合の直接変換反応、3) 可視光下での C-N 結合の切断による立体選択的なアルケンの官能基化反応など、いくつかの新反応・新手法を実現しました。また、「励起状態を利用した電子移動反応」を基軸として、可視光による 14 族元素ラジカル種の高効率な発生法の開発に成功しました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環境調和型循環社会の実現を鑑みると、天然資源・人工資源の効率的な変換・利用手法は、極めて挑戦的かつ実現すべき課題です。 C-O/C-N 結合は、天然物・医薬品・機能性材料において最も重要な構造単位の一つです。温和な条件下で、高効率・高選択的にこれらの結合を変換する反応は、資源の利用、物質創製や機能創生などの領域に大きく貢献できると考えられます。本研究では、新たな C-O/C-N 結合切断反応の実現と機能性分子創製への応用に取り組み、大きく発展させることを目標とします。天然資源を活用する合成化学の新展開を通して、医薬科学・物質科学において高いレベルの基礎研究・応用研究の達成を期待します。
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