研究課題/領域番号 |
18K06547
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 大阪薬科大学 (2019-2020) 東京医科歯科大学 (2018) |
研究代表者 |
平野 智也 大阪薬科大学, 薬学部, 教授 (20396980)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 光分解性保護基 / Caged化合物 / 蛍光 / 疾患治療薬 / 中枢神経系 / がん / 蛍光インテグレーター |
研究成果の概要 |
光によって共有結合の切断という化学反応が起こる光分解性保護基は、光を照射する任意の場所と空間に生理活性分子や蛍光物質を生成させることを可能とする分子団です。本研究では、こうした光分解性保護基の機能を改良し、特定のpH領域または過酸化水素存在下という、特定の環境下でのみで機能する保護基を開発しました。こうした研究成果を基に、カルシウムイオン存在下で機能する光分解性保護基および新たな光機能分子である蛍光インテグレーターの開発研究も行いました。これらの分子は、脳の高次機能の礎となる中枢神経ネットワークの解析に有用となります。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
照射する空間と時間を制御できる光は生物学の基礎研究だけでなく、疾患の診断、治療にも用いられています。本研究では、光と望みの作用を介在する光機能分子の開発を行いました。開発した特定の環境下で機能する光分解性保護基は、新たな分子ツールとして、生理機能解析に用いることができます。さらに疾患治療薬と組み合わせることにより、副作用を軽減した、新たな光による疾患治療システムになりえる重要な研究成果です。
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