研究課題/領域番号 |
18K06562
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
浜田 芳男 甲南大学, フロンティアサイエンス研究科, 特別研究員 (70424968)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | アルツハイマー病 / BACE1 / β-セクレターゼ / セクレターゼ阻害剤 / BACE1阻害剤 / セクレターぜ阻害剤 / アミロイドベータ / Aイーターペプチド / η-セクレターゼ / 有機合成 / アミロイドβ / 酵素阻害剤 / セクレターゼ |
研究成果の概要 |
日本は急速に高齢化社会に移行しており、アルツハイマー病(AD)患者の増加は国家の基盤を揺るがす社会問題となっている。AβがAD発症の原因物質であると考えられている。最近、AD発症の要因として第三のセクレターゼ経路が報告されている。本研究課題ではβ-セクレターゼ阻害剤を開発するとともに、η-セクレターゼ仮説に基づいた η-セクレターゼ阻害剤を設計・合成する。β-セクレターゼ阻害剤ではすでに強力な低分子型阻害剤を開発しており、研究用試薬として富士フイルム和光純薬㈱より発売している。またη-セクレターゼを用いた阻害活性評価実験で弱いη-セクレターゼ阻害活性がある化合物を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
β-セクレターゼ阻害剤ではすでに強力な低分子型阻害剤を開発しており、研究用試薬として富士フイルム和光純薬㈱より発売している。その中で、KMI-574は培養細胞での阻害活性が向上しており、これは細胞膜透過性の向上によるものと思われ、AD治療薬として有望であると思われる。また、酵素阻害活性評価実験においてFmoc-Apnsに阻害活性が認められたことは、BACE1とη-セクレターゼのS2からS3は疎水性アミノ酸を認識し、かなりの類似性が認められたことから、両酵素を阻害できる可能性があり、大きな発見だと思われる。
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