研究課題/領域番号 |
18K06567
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 国立医薬品食品衛生研究所 |
研究代表者 |
大岡 伸通 国立医薬品食品衛生研究所, 遺伝子医薬部, 室長 (80568519)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | PROTAC / ユビキチン / プロテアソーム / 標的タンパク質分解 / キメラ化合物 / E3リガーゼ / プロテインノックダウン法 |
研究成果の概要 |
近年、細胞内の標的タンパク質を特異的に分解するキメラ化合物(PROTACもしくはSNIPER)を創製する技術(プロテインノックダウン法)が確立され、新しい創薬技術として注目を浴びている。本研究では、標的タンパク質をユビキチン化するE3リガーゼにAhRを利用した新しいプロテインノックダウン法を開発することに成功した。AhRリガンドであるβ-naphthoflavoneやITEをE3リガンドとして導入したキメラ化合物がAhR依存的に標的タンパク質をユビキチン化して分解することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プロテインノックダウン法は、リガンドを置換することで様々なタンパク質を標的とすることが可能な汎用性の高い技術である。また、E3リガーゼに関しても様々なE3を利用できると考えられるが、そのために必要なリガンド化合物(E3リガンド)はほとんど見つかっていない。本研究では、標的タンパク質のユビキチン化に利用できるE3リガーゼ(およびE3リガンド)のレパートリーを増やすことに成功した。本成果により、プロテインノックダウン法の汎用性がさらに高まる(標的タンパク質の適応範囲が広がる)ことが期待できる。
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