研究課題/領域番号 |
18K06569
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
福原 秀雄 北海道大学, 薬学研究院, 准教授 (80707191)
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研究分担者 |
児玉 耕太 立命館大学, テクノロジー・マネジメント研究科, 准教授 (90419424)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 緑膿菌 / MurD / 構造解析 / 阻害剤 / スクリーニング / MDシミュレーション / 阻害剤スクリーニング / 阻害剤探索 |
研究成果の概要 |
緑膿菌がもつ細胞壁合成酵素の1つであるMurDは、その基質特異性から抗菌薬開発の有力な標的とされながら、十分な薬効を持つ阻害剤は開発されていない。本研究では緑膿菌MurDの結晶構造を決定するとともに、MDシミュレーションと酵素反応アッセイ、結合評価を組み合わせてMurDの構造変化を阻害する化合物の設計と評価を試み、既知の阻害剤よりも低いIC50を有する新規リード化合物を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日和見感染症を引き起こす緑膿菌は、近年多剤耐性の獲得が問題となっている。本研究で構造決定した緑膿菌のMurDはこれまでに報告がなく、その構造情報は広く開示されるため、他の研究にも利用できることから学術的に意義がある。また、この構造を基にした計算による化合物の結合予測と実際の酵素反応阻害アッセイ、結合評価を組み合わせて見出した新規化合物は、既知の阻害剤よりも低いIC50を示したが、構造展開によってさらに阻害活性を高めることができると見込んでおり、新たな抗菌薬の開発基盤となることが期待される。
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